理事長あいさつ
鹿児島の子どもたちに「最善の利益」を
鹿児島県教育会館維持財団
理事長 下馬場 学
子どもたちの豊かな成長のために、日夜ご奮闘のことと存じます。
ここに鹿児島県教育会館維持財団のHPを開設するにあたり、一言挨拶申し上げます。教育会館維持財団という名称についてお聞きになられた方は多いと思いますが、
その発足の経過、事業の全体像など周知されていないのが現実だろうと思います。
公益法人制度改革など法人の枠組みなどが大きく変わってきている昨今、その歴史的経過の枠組みだけはここにお知らせしておきたいと思います。
「鹿教組45年史」に次のように記されています。
「処理委員の昼夜をわかたぬ奮闘と、各市郡の協力と相俟ち、更には教育会先輩の心からなる援助を得て、全面的の整理を完了、霧島山林の実地調査、加治木営林署との事務的手続き、教育会館敬天寮の敷地換地問題、
互助会との関係、教育会館付属の土地、動産、備品等一切の清算を終了して、教育会解散の法的手続、維持財団の設立、登録等、凡てが円滑に処理されたのである。」そして、1949年10月25日、鹿児島県教育会解散と
教育会館維持財団の設立事務を完了し、大会決議の教育会問題は、歴史的終止符が打たれたのです。ここで教育会と教職員組合との関係などは省略しますが、先輩諸氏の英知が今日の鹿児島県教育会館維持財団の枠組みを築き、
教職員の拠り所として今日に至っています。
その後、1977年3月29日の県教育会館維持財団評議員会で、「主任」手当寄付の受皿とするため、1000万円を繰り出して「特別会計・教育条件整備等基金」を発足させることが決定され、
①経済的・社会的に不利な状況にある子どもたちへの教育費助成、②特別奨学資金の助成、貸与など6項目の事業を推し進めることとなりました。
また、1981年12月19日には、「鹿児島県の子どもたちの状況と、文化・社会の退廃や逆流を放置できないとして、今の時点に立って広く県民の良識と叡智を結集し、すぐれて地域で直接教育に携わる教職員、
地域文化人の活動を、真に子どもの現状と未来に応えて豊かなものに創り替えるために県民の側の具体的運動を起こすことにしました。」の趣旨に基づき、鹿児島県民教育文化研究所を設立しました。
鹿児島県教育会館維持財団の事業の大きな骨格はこうした歴史を経て今日に至っています。県下全ての教職員の拠り所として、また「子どもたちの最善の利益」を希求し、発信する拠り所として、
鹿児島県教育会館維持財団の諸事業へのご理解とご協力を切にお願いするものです。
組織概要
財団名 | 一般財団法人 鹿児島県教育会館維持財団 |
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理事長 | 中川路 守 |
所在地 | 〒892-0816 鹿児島県鹿児島市山下町4番18号 TEL. 099-225-2667 FAX. 099-225-1358 |
設立 | 1949年(昭和24年) |
役員 |
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沿革
- 1949(昭和24)年
- 財団法人鹿児島県教育会館維持財団設立
- 1950(昭和25)年
- 教育会館3階復旧工事
- 1951(昭和26)年
- 教育会館2階と1階復旧工事
- 1960(昭和35)年
- 春日寮購入
- 1977(昭和52)年
- 奨学金事業開始
- 1981(昭和56)年
- 県民教育文化研究所設立
- 1988(昭和63)年
- 教育相談事業開始
- 2010(平成22)年
- 太陽光発電設置